脳腫瘍のひとつであるグリオーマ患者さんを対象とした臨床研究において、尿中D-アスパラギン濃度が低下することを国際学会誌に報告しました。
Nakade, Kinoshita, Nakada, et al. Acta Neuropathol Commun. Urinary D-asparagine level is decreased by the presence of glioblastoma.2024 Aug 20;12(1):122.
これまで血液マーカーのないグリオーマでは、脳画像でしか診断をすることができませんでしたが、痛みを伴わない尿検査により早期診断が行える可能性がでてきました。
今回、本研究の概要を「臨床化学」にまとめて論文報告しました!
木下雅史, 中出祐介, 中田光俊:脳腫瘍バイオマーカー. 臨床化学 54:29-35, 2025

Could gliomas be detected through a urine test of chiral amino acids? Maybe yes!